文化財詳細
八戸藩政時代市街図
文化財区分:
歴史資料
時代区分:
江戸時代、江戸前期
指定区分:
指定・登録なし
収蔵場所:
八戸市立図書館
サイズ:
縦207.3 cm×横315.7cm
宝暦年間頃(1751~1763)の城下町を記した絵図。これを郷土史家・上杉修(うえすぎおさむ)氏が複写したものが本資料である。
二重の水堀で囲まれた八戸城の南側に城下町が広がっている。城に近いところから、武士の名前〔上級武士〕が書かれ、表通り〔三日町・八日町の通り〕と裏通り〔六日町と朔日町の通り〕には商人、その外側にはまた武士の名前〔下級武士〕が記されている。
また、城下町の周辺には、堤が複数存在しており、現在もこの名残として当該地区は窪んだ地形のままとなっている。
八戸の町割りは、当時からほとんど変わらず現在に至っている。
解説執筆者 : 八戸市立図書館 滝尻 侑貴
推薦文献 : 八戸市 2013『新編八戸市史 通史編Ⅱ』